「神様のカルテ」著者夏川草介が送る新作。2024年本屋大賞4位受賞作。神様のカルテが好きな方は、どハマりすると思う❗️言葉の選び方や文章の繋げ方は、むしろ本作の方が良いかも。夏目漱石(詳細は神様のカルテで)好きかどうかにも関わるけど(笑)
舞台は京都。京都に詳しい人なら情景が詳細に浮かぶはず。特に甘党の方は必見‼️
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以下、一部引用しながら。
『ーこれで良かったのか…。
良かったか悪かったかは、突き詰めれば結果論でしかない…つまり完璧な医療以外は、すべて誤りを含んでいることになってしまう…生者の領分で、死者に手向ける言葉にならない。
ゆえに哲郎は、戸口に向き直って一礼する。
ーお疲れ様でした
それが旅立った者に送る唯一の言葉である。』
『知らなければ、診断できない。診断できなければ手遅れになることもある…専門外だという言い訳は、かろうじて成立するかもしれないが、それはずいぶん惨めな態度だろう。』
『「…散々現場を振り回してきたのは患者に方でしょ。バカなこと言わないでくださいちゃんと治療を受けろって怒鳴りつけりゃいいじゃない。こっちはボランティアじゃないんだから」…容赦ない発言だが、医師としての偽飾ない意見であることは確かだ。』
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『…三たび破裂しないように追加の治療で確実に固めてしまいたいところだが、そこまで欲張ってはいけないのかもしれない』
『こんな希望のない宿命論みたいなものを提示しながら、スピノザの面白いところは、人間の努力というものを肯定した点にある。すべてが決まっているのなら、努力なんて意味がないはずなのに、彼は言うんだ。“だからこそ”努力が必要だと』
『願ってもどうにもならないことが、世界には溢れている。意思や祈りや願いでは、世界は変えられない。そのことは、絶望なのではなく、希望なのである。』
接骨院という医療の片隅で仕事をさせていただいている立ち位置で感じるのも恐縮ですが、共感とともに襟を正す心地になり、大切な一冊ができました。
医療系小説が好きな方にはぜひオススメの一冊ですよ(^^)
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